被害者が泣き寝入りする時代は終わると思う
実子誘拐被害者は長年泣き寝入りせざるを得ない状況が続いていました。
公にしずらいのは、日本では離婚することはまだまだ稀なことだと思いますし、夫婦間のことでとてもデリケートなことでもあり、日本は結婚して子供を授かり家を購入するのが普通であるという固定的な観念がまだまだ支配しているからだと思います。
日本の固定的な観念のうち、何か一つでも脱線すると、周りと違うんだ的な雰囲気を経験するものです。
何というか、日本は画一的で多様化に抵抗感を示す。そんな印象があります。
このような中で、実子誘拐という卑劣な手段を使われてしまうと、誰にも相談できない人がほとんどだと思います。
そして、実際に国家機関である家庭裁判所が、実子誘拐行為を容認するという信じ難い運用を目の当たりにすることになります。
親であるのに子供を奪い去られること。そして、子供と別居を強制されてまでも婚姻費用という金銭を支払わなければならないこと。
こんな信じられないことが日本の裁判所では普通に起きるんです。
このようなことは、友人らに気軽に相談できるような代物ではありませんから、被害者は過酷な環境の中で、孤立し、生きていくのもとても難しい状況に追い込まれるわけです。
長年このような異常で異様な進行が裁判所で行われてきたので、被害者も多くなり、実名公表をする被害者が増えてきました。
実名公表している被害者が増えると、現在進行形で被害に遭っている人も実名公表して声を上げやすくなるものです。
この流れは進んでいくと思います。
実子誘拐が広く認知されるには
今まで、実子誘拐が黙認されてきているのは、これまで公にされず、問題として認知されてこなかったことも影響していると思います。
裁判所では調停室という密室で進行されますし、他人にはとても言い難い代物なので被害者は泣き寝入り。誰も知り得ないことになるわけです。
実子誘拐というものを知る瞬間は、実子誘拐被害を受けた時です。その瞬間は突然訪れます。
私自身、8年前に実子誘拐被害を受けた時に、実名公表して声を上げること、相手方らの実名を公表して戦うことが、現時点、負けるにしても、実子誘拐が広く認知されるのには、一番効果が出ることだろうと思っていましたが、私にはできませんでした。私は情け弱かったということです。
しかし、元プロ棋士橋本崇載さんが、これまでしていた自らの実名公表のみならず、相手方らの実名公表等も始めました。
著名な方で相手方を公表されたのは、初めてなのかもしれませんが、橋本さんであろうが、どの親であろうが、こんなことはしたくなかったはずです。
日本の実子誘拐が、ここまで来たのかというのが印象です。
いずれ、被害者が泣き寝入りする時代は終わると思います。
ビンセントさんのハンガーストライキでも、心を動かされたママさんらが立ち上がったようにです。

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